あなたは、「白夜」を何と読みますか。
「びゃくや」と答える人が殆どだと思います。
しかし、本来の読み方は「はくや」です。
なぜ「びゃくや」という読み方が一般的になったかというと、
俳優の森繁久弥が作詞作曲した「知床旅情」という歌で、「白夜」が「びゃくや」と歌われたことで、「びゃくや」という読み方が広まったから、
との説が有力です。
では、森繁久弥が「びゃくや」という読み方を始めた人なのかというと、そうではありません。
「知床旅情」という歌が世に広まる前に、「『びゃくや』と振り仮名を振られた『白夜』」を含む映画名が存在していたそうです。
「はく」よりも「びゃく」の方が印象に残りそうな音だから、「びゃく」にしたのかもしれませんね。
ただ、「びゃく」という読み方は殆ど使われていないので、今度は「はくや」という読み方を広めた方が良いのではないでしょうか。