「~まである」

言葉についての考察

「~まである」という言葉遣いが嫌いです。

「このレストランには中華料理にフランス料理、地中海料理まである」

といった文章であれば、正しい使い方なので、こちらは問題有りません。嫌いじゃないです。

「その範疇の限界ともいえるような範囲にまで言及が及ぶさまを表現する言い方」

と、辞書には有ります。

ただ、

「牛丼の方が天丼よりも美味いまである」

だとか、

「その映画が好きすぎて、映画館に五回見に行ったまである」

といった表現をする人たちがいます。

調べてみると、

「俗に『可能性がある』『否定しきれない』といった意味合いで用いられることのある表現」
「[動詞句・形容詞句に接続して]ある予想や基準を超えたことを行う。また、そのような状態である。」

との意味でした。

正直言って、意味合いが広過ぎて分かりにくいし、既存の言葉に新たな意味を加えるのは不快です。

「大人が使う言葉じゃないだろ」と思います。

以前の職場で、20代や30代の年代の大人が、新しい意味の「~まである」とか「ワンチャン」とか「マ?」とか使っていて、とても不快でした。

若者は言葉遊びで変な言葉を使いがちですが、遅くとも高校生くらいで卒業してほしいですね。

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