「知ってる人は知ってる」

言葉についての考察

「知ってる人は知ってる」

こういう表現をよく聞きます。
これって、どういう意味なのでしょうか。

「人間は人間」と言っているようなものでしょうか。

「人間は動物」なら、「人間」という生き物の分類を説明していることになるので、理解できます。

しかし、「人間は人間」と言っているようなものなのであれば、言う必要が有りません。

そして、「知ってる人は知ってる」に留まらず、
「好きな人は好き」
「嫌いな人は嫌い」
「できる人はできる」
等、似通った表現が横行しています。

例えば、
「知ってる人は知ってる」ではなく、「経済に詳しい人なら知っている」とか、
「好きな人は好き」ではなく、「一部の人は好き」とか、
きちんと説明をするべきです。

「知ってる人は知ってる」って言っても、何も伝わらないですよね。

僕の言っていること、分かる人には分かる筈です。

間違えた・・・聡明な人には分かる筈です。

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