言葉についての考察

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「コンプレックス」は「劣等感」ではない

「コンプレックス(英:complex)」という言葉が存在します。 「自分の顔にコンプレックスを抱いている」 のような使い方をされているのを、あなたも聞いたことが有るのではないでしょうか。 「コンプレックス」を「劣等感」の意味で使っている訳で...
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「デジャヴュ」

「デジャヴュ」という言葉が存在します。 日本語にすると、「既視感」です。 あなたは、「前に会った時と同じ話をしたので、デジャヴュを感じた」のような使い方をしていませんか。 「以前体験したこと」を「デジャヴュ」と表現している訳ですが、これは誤...
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「見切れる」

「見切れる」という言葉をご存じでしょうか。 元々は演劇やテレビの業界用語だそうです。 僕の周りでは、 「写真や映像で、フレームに人物などの全体が収まらず、一部が切れている」 という意味で、使っている人が何人か居ました。 「集合写真で端の人が...
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「当て身(あてみ)」

あなたは、「当て身」の意味をご存じでしょうか。 格闘ゲーム界隈では、「敵の攻撃を受け止めて投げる技」をよく「当て身」と言うようです。 しかし、これは誤用です。 当て身とは、日本において古くから伝承される古武術や武道で急所を「突く・殴る・打つ...
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「飛べることができる」

「飛べることができる」のような表現を使う人が居ます。 同様に、 「言えることができる」 「買えることができる」 といった表現も有ります。 では、「飛べることができる」とは、どういう意味でしょうか。 「飛べる」は、「飛ぶことができる」という意...
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「起きる」か「起こる」か

あなたは、何か問題が発生した時、「問題が起きた」と言いますか。それとも、「問題が起こった」と言いますか。 「『起きる』と『起こる』のどちらを使っても同じでしょ」と思う人は多いと思います。 ところが、「起きる」と「起こる」には、違いが有るので...
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「そうきゅう」「さっきゅう」問題

あなたは、「早急」を何と読みますか。 「そうきゅう」と「さっきゅう」の、どちらかだと思います。 以前話した「重複」の件と同様、「どちらの読み方でも問題無い」とされている言葉です。 しかし、「早急」について調べてみると、「『さっきゅう』が本来...
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「うる覚え」?「うろ覚え」?

「隣町にファミリーマートが在ったと思うけど、うる覚えですね」 こんな風に喋っている人が居ました。 一方で、 「うろ覚えだけど、あの人の名前は鈴木さんだったと思う」 と喋っている人が居ました。 「うる覚え」と「うろ覚え」、どちらが正しいのでし...
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「重複」の読み方

あなたは、「重複」を何と読みますか。 「ちょうふく」でしょうか、それとも「じゅうふく」でしょうか。 本来、正しいのは「ちょうふく」です。 しかし、「今では『じゅうふく』と読むのも正しい」という意見も有ります。 ここで、「重」を「じゅう」と読...
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「零」や「0」は「ゼロ」と読む?

「零」や「0」を、あなたは何と読みますか。 「ゼロと読む」と答える人が多いと思います。 しかし、日本語では「レイ」と読むのが正解です。 しかし、「もしかしたら、若い人の中には、『レイ』という読み方を知らない人も居るのではないか」と思うくらい...