「明日の朝にかけて大雨のおそれ」

言葉についての考察

テレビのニュースを見ていると、こんな言葉遣いをよく聞きます。

「明日の朝にかけて大雨のおそれ」
「日曜にかけて再び警戒」

当たり前のようにアナウンサーたちは上記の表現を使いますが、「~にかけて」という言葉は、「~から」も一緒に使って初めて意味が通るものです。

「~から~にかけて」は、時間・場所のだいたいの範囲を表す表現ですが、「明日の朝にかけて大雨のおそれ」では、「いつから」なのか分かりません。

もし、「明日の朝にかけて大雨のおそれ」と言った瞬間からなのであれば、「今から明日の朝にかけて」と言わなければならない筈です。

アナウンサーが話す言葉は、真似しないほうが良いかもしれませんね。

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