「テンションが上がる」

言葉についての考察

「テンションが上がる」という言葉、よく聞きますよね。

「気持ちが高ぶる(昂る)」の意味で使われる言葉です。

では、「テンション(tension)」とは、どういう意味なのでしょうか。

調べてみると、「緊張、伸張、(精神的な)緊張」等の意味であると分かります。

「張り詰めた状態」を指す言葉であると言えるでしょう。

要するに、「テンションが上がる」の「テンション」は和製英語であり、誤った言葉遣いなのです。

しかし、「テンションが上がる」の方が一般的になってしまいましたね。

僕は、和製外国語はなるべく無くした方が良いと思っています。

「アメリカに移住するために英語を勉強しているけど、日本とは『テンション』の意味が違う!」
なんてことになりかねないですよね。

つまり、和製外国語は無駄な存在なのです。

「言葉遊びが楽しい」という気持ちは分かりますが、間違った言葉を広めるのは良くないと思います。

「テンションが上がる」ではなく、「気持ちが高ぶる(昂る)」と言えば良いのではないでしょうか。

そして、「テンションが下がる」ではなく、「気持ちが萎える」や「気持ちが冷める」等と言えば良いのではないでしょうか。

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